結果にコミットするライザップが最も大切にしていること
今日は、
結果にコミットするライザップが最も大切にしていること
についてお話します。
ライザップは、結果にコミットするというCMで有名ですよね。
でも、実は、ライザップが一番大切にしていることは、
結果にコミットすることではありません。
【結果にコミットするライザップが最も大切にしていること】
RIZAPの社長である瀬戸健氏は、ある講演で次のように話していました。
結果にコミットするライザップが一番、大切にしているのは、プロセス。
ゴールは目的じゃなくて、プロセスを楽しむための手段。
世界を平和にするための冒険であるドラゴンクエスト。世界平和を達成した後の、エンディングは、なんだかせつない。
それは、その先に続く物語が存在しないからである。
人生の最期は、何も残らないが、これまで生きてきたプロセスこそが、醍醐味である。
仕事では、「結果が全て。プロセスよりも結果が大事。」
と言われることが多いですが、
プロセスを楽しむことがより良い結果を生みます。
【プロセスを楽しむにはワクワクするゴールを設定する必要がある】
これは、スタンフォード大学の卒業式での、スティーブ・ジョブズのスピーチです。
故スティーブ・ジョブズ氏は、「今日が人生最後だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか」と毎朝、鏡をみて自問自答したそうです。
この問いに対する答えがNOだとしたら、設定したゴールが魅力的ではない可能性が高いです。
ゴールが自分にとって、ワクワクするものでなければ、ゴールに向かうプロセスを楽しむことはできません。
【ライザップの誕生のきっかけ】
でも、もし、魅力的なゴールを設定しても、ひたむきに努力することって、一人だとなかなか難しいですよね。
ライザップの瀬戸社長は、
【努力するには、二人三脚で支えてくれる伴走者の存在が大切】だと、
高校時代の彼女がきっかけで、気づきました。
彼女は152㎝で66㎏と、ちょっと太めだったんです。
そこで「痩せたらもっと可愛くなるんじゃない?」と私が言うと、彼女は懸命にダイエットを始めたんです。
食事制限やランニングを続けて、2か月で23㎏も痩せた。みるみるうちに変わっていったんですね。
僕も3か月間ぐらい毎日電話して、いわばカウンセリングをしていました。
当時は2人でお店回ったりして「この服絶対着ようよ」とか、水着を見て「これ着られるようになったら海行こう」とか言ってました。
食事についても「こういうふうにしよう」と、知識がないながらも一緒にやりました。
その中で大事だと思ったのは、継続して褒めることです。たったそれだけのことでダイエットに絶大な効果があることを実感しました。」
瀬戸社長は、ダイエットに成功して、キレイになった彼女に振られてしました。
でも、この経験を通して、
一人でやるダイエットには限界がある。
一緒になってやり切ってくれるような伴走者は大切である
と実感したそうです
【 ライザップの成功体験型ビジネスモデルとは?】
ライザップは、「人は変われるを証明する」という企業理念を掲げています。
ライザップが売っているのは、
実は、体重を減少させるダイエットプログラムではありません。
トレーナーが伴走者として、
「より幸せに輝いて生きたい」という人間の根源的な欲求に寄り添うことで、
「努力は、必ず報われる」という成功体験を売っているのです。