「もったいない」という美意識を富に変えるサーキュラーエコノミーという新たなビジネスモデル
今日は、
「もったいない」という美意識を富に変える新たなビジネスモデル
についてお話します。
「もったいない」という美意識
皆さん「もったいない」という言葉が世界共通語であることを知っていますか?
この動画では、ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ氏が
「もったいない」という美意識について語っています。
「もったいない」という言葉には、
「Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)」
という意味だけではなく、
かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められています
美意識と矛盾する欲望
人類は、もったいないという美意識を持ちながらも、
より豊かな生活を送りたいという経済発展への欲望に心を奪われています。
経済発展への欲望に心を奪われた人類は、
希少な資源を採取して、
大量に商品を生産して、
不要になった商品を廃棄する
「取って、作って、捨てる」ビジネスモデル
によって成長を遂げてきました。
「取って、作って、捨てる」ビジネスモデルの限界
しかし、「取って、作って、捨てる」ビジネスモデルは限界を迎えつつあります。
それは、資源には、限りがあるからです。
コンサルティングファームであるアクセンチュアの調査によれば、経済発展を遂げると、資源価格は上昇する時代が到来しています。
このような時代において、希少な天然資源に依存する企業は、資源価格の高騰によって、コスト競争力が低下してしまいます。
だからこそ、企業は、天然資源に依存しないビジネスモデルの構築が重要です。
無駄を富に変えるビジネスモデル
アクセンチュアは、天然資源に依存しないビジネスモデルとして、無駄を富に変えるサーキュラーエコノミーを提唱しています。
この世には4つの無駄が存在しています
それは、
①資源のムダ
②資産のムダ
③潜在価値のムダ
④製品寿命のムダ
です。
この4つのムダをなくすことで、富を創出するのがサーキュラーエコノミーです。
これらのムダをなくす方法として、5つのビジネスモデルが挙げられています。
現在、ESG投資や、CSVなどの言葉が話題になっています。
環境への配慮が企業の企競争優位性を生み出すサーキュラーエコノミーは有用性が高いのではないでしょうか
http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/tsusho_boueki/pdf/001_03_00.pdf