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Appleが1兆ドル企業になったのは、○○を売っているからだ。

 

 こんにちは!

Appleが1兆ドル企業になったのは、○○を売っているからだ。】

についてお話します。

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先日、Apple時価総額が1兆ドル(約112兆円)を超えた世界初の上場企業となり、大きなニュースになりました。

 

 

www.bbc.com

 

 Appleといえば、

iPhoneMacBookをイメージする人が多いと思います。

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でも、Appleが売っているのは、

MacBookでも、

iPhoneでもないです。

 

Appleが売っているのは、○○なのです。

 

では、Apple

何を売っているのでしょうか?

 

Appleは何を売っているのか】

この動画では、サイモン シネック氏が、

Appleは、他の会社とは、製品の売り方が違う」

と説明しています。

www.ted.com

 

 

一般的な会社は、

我々のコンピュータは、

 

素晴らしく

 

美しいデザインで簡単に使え

 

ユーザーフレンドリー

 

ひとついかかですか?

 

 という感じで製品を売ります。

 

これだと、あまり欲しいと思わないですよね・・

 

でも、Appleは、

私たちは、

我々のすることは、すべて、世界を変える

という信念で行っています。

 

違う考え方に価値があると信じています。

 

私たちが世界を変える手段は

美しくデザインされ

簡単に使えて親しみやすい製品です。

 

こうして素晴らしいコンピュータが出来上がりました。

 

1つ欲しくなりませんか?

 

という感じで、信念を売ります。

 

これだと、めちゃくちゃ、欲しくなりませんか?

 

Appleが売っているのは、

MacBookでも、

iPhoneでもなく、

信念なのです。

 

Appleの信念の売り方を定式化すると・・・】

Appleの信念の売り方を定式化すると以下のような図になります。

 

これは、ゴールデンサークルと呼ばれています。

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ゴールデンサークルは、

Why(なぜ)

How(どのように)

What(何を)

という3つのキーワードから構成されています。

 

 

Why:自分がいましていることをしているWhy(理由)。著者によれば、これを明言できる人や企業は少ない。そして、ここで留意してほしいのは、このWHYには「お金を稼ぐため」という理由は含まれないということです。

 

 

How自分がしていることのHOW(手法)。「価値観に差異を持たせる」「独自の工程」「ユニークな販売計画」など、他とは違う方法、よりよい方法をとること。

 

 

What:企業や組織がWHAT(していること)。つまり、自社製品やサービスのこと。いわば、企業や組織にとっては明確に説明できること。

 

一般的な会社は、

What⇒How⇒Whyの順番に考えて、製品を売っています。

 

 

でも、Appleのような会社は、

WhyHow⇒Whatの順番で考えて、

製品を売っています。

Why:私たちは、

我々のすることは、すべて、世界を変える

という信念で行っています。

 

違う考え方に価値があると信じています。

 

How:私たちが世界を変える手段は

美しくデザインされ

簡単に使えて親しみやすい製品です。

 

What:こうして素晴らしいコンピュータが出来上がりました。

 

1つ欲しくなりませんか?

 

 まとめ

Appleが売っているのは、Macでも、iPhoneでもなく、信念です。

 

Appleは、自社の掲げる信念に共感した人々に、MaciPhoneを売っているのです。

 

製品の機能による差別化が困難になった現代において、

信念を売るというビジネスモデルは、有用性が高いです。

 

Appleは、信念を売ることによって、1兆ドル企業になったのです。