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何年も修行するのはバカ⁉伝統工芸が絶滅の危機を乗り越える方法

 

こんにちは!

 【何年も修行するのはバカ⁉伝統工芸が絶滅の危機を乗り越える方法】

についてお話します。

 

これは、曲げわっぱをどうやって作っているか分かる動画です。

 

www.youtube.com

 

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普段使っているプラスチックのお弁当箱と違って、

曲げわっぱは、木の温かみを感じますよね。

 

でも、現在、

曲げわっぱのような伝統工芸品が、絶滅の危機に瀕しています。

 

【伝統工芸の現状】

このままだと、日本の伝統工芸は絶滅してしまいます。

 

なぜなら、

伝統工芸品は、

生産額も、関与する人の数も

右肩下がりだからです。

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shikinobi.com

伝統工芸品が絶滅の危機にある原因は、

「需要の低迷、量産化の困難さ」など、

たくさんあります。

 

でも、後継者不足は、大きな原因の1つです。

 

後継者不足を解消するには、いったいどうすればいいのでしょうか?

 

後継者不足を解消する方法

私は、伝統工芸品の後継者不足を解消するには、

「職人になるための長い下積みが必要」という価値観を破壊する

必要があると思います。

 

昔、ホリエモン

「寿司職人として一人前になるためには“飯炊き3年握り8年”の修行が必要」

という意見に対して、

「今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」

と切り捨てることで、炎上しました。

 

 

 

job.inshokuten.com

www.youtube.com

 

 

ホリエモンは、「職人になるためには、、長い下積みが必要」という価値観は、

 

寿司職人が自分のライバルを増やさないための作戦であると主張しています。

 

「昔はよく言ったじゃん? 寿司職人になるには10年以上の修行が必要だって。あれ、なんでかわかる? (寿司職人が増えすぎないように)わざと教えないようにしてるんだよ」

 

寿司業界は、後継者不足に悩んでいません。

むしろ、寿司業界は職人の数が多すぎるぐらいです。

 

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 http://www.stat.go.jp/data/service/2004/kakuhou/gaiyou/t1.html

 

寿司業界は、職人の供給過多によって、

収益性が低下する危険性があります。

 

だから、「職人になるためには、長い下積みが必要だ」

という価値観を刷り込むことで

寿司職人を増やさないのは、正しいです。

 

でも、伝統工芸の世界では、後継者が不足しています。

 

だから、「職人になるためには、長い下積みが必要だ」

 という価値観を破壊して、後継者を増やす必要があります。

 

 職人になる方法は、「職人に弟子入りして、下積みを積む」だけだと思っていませんか?

 

実は、様々な方法があります。

①直接職人や工房に弟子入りする
②企業や都道府県が運営する養成施設で技術を学ぶ
③専門学校や大学の職人養成コースで学ぶ

 

shikinobi.com

 

伝統工芸の世界だけではなく、

後継者不足の問題を抱えている全ての業界は、

まず、最初に、

職人になるためには、長い下積みが必要だ

という価値観を破壊する必要があるのではないでしょうか?